À TABLE 365
50代から食卓を通して幸せな生き方を考える
「今のキッチン、なんだか好きじゃない」
私たちにとって「食べる」ということは
生まれてから死ぬまでずっと続くことです。
そして
その食べるものを生み出す「キッチン」というのは
人生の多くの時間を過ごす場所です。
キッチンには「作業場」という役割がありますよね。
だから作業に支障がなければ
まぁこんなものかなと思ったりもします。
それに「もう改良の余地なんてないから我慢して使うしかない」
とあきらめていませんか?
でもよく考えたら、
朝から晩までこんなに長くいる場所ないのに…!って思いませんか?
あなたは今のキッチンに満足していますか?
あなたがキッチンを選ぶとき、どんな基準で選んでいますか?
賃貸住宅の場合は元々ついているキッチンを使いますね。
リフォームなど新調する場合は、カタログの中から、形、色、価格などを検討して決めるでしょうか。
その時、キッチンは
「狭いよりは広い方がいい」とか
「収納は多ければ多いほどいいよね」とか
「高いもののほうが当然いいだろう」とか
色々な考えがあると思います。
新しいものにすれば
「少なくとも今よりは確実に良い状態になるだろうな」と思って、
なんとなく進められるがままに決めてしまったり、
「今はこれが人気ですよ」とか
「最新のモデルです」と言う言葉で
決めてしまうこともあるかもしれませんね。
でも本当はキッチンというのは
自分に合わせて作るのが一番いいです。
自分の体格、身長、ライフスタイル、食生活、性格や行動パターン、どのぐらいの料理をするかという頻度、よく作る料理の種類なんかを考慮して考えた方が断然いいです。
また、調理道具の量どれぐらい持っているかとか、引き出し式が使いやすいのか棚の方が使いやすいのか、扉はある方がいいか、ない方がいいか…この先の人生までも考えて、本当は色々と吟味した方がいいです。
これって当たり前のようですが、なかなかできないのが現状です。
しかも、よく考えた末に決めたとしても、思いがけず使いにくいところが出てきたり、年齢を重ねるごとに昔良かったものが今の自分には合わなくなってしまうこともあります。
だからこそ、リフォームを依頼する前や、家具などを買い足す前にじっくりと考える時間が必要なんです。
また、賃貸だからとかリフォームは考えてないからといって諦めることはありません。
私がやってきたように、今まであるキッチンを自分に合わせて少しずつ改良していけばいいと思います。
ほんの少しのことで、グッと使いやすくなったり、気分が変わったりします!
なぜ私がキッチンを大切に考えているのか
料理教室では多くの生徒さんにお会いしました。
多くの習い事がある今の時代に、お料理を習いに来てくださっている時点で
食べることを大切にしている前向きな方だと思います。
でもご自分の中では「全然できてない」と感じている。
料理を苦手に感じる理由というのは人それぞれなのですが、その中の大きな要因として環境の悪さというのがあります。
キッチンが自分に合っていないために失敗が多くなったり、作業性の悪さでストレスが溜まってしまう。
その結果、お料理作りが苦手になってしまっていることが案外多いということに気づきました。
狭すぎるキッチンや広すぎるキッチン、導線の悪さや収納の少なさ、そういった理由で使いにくくなってる可能性もあります。
そして、目の前がごちゃごちゃしていると、頭の中もすっきりしませんよね。
それでついキッチンに入るとイライラしてしまうとか、料理が億劫になってしまう、面倒なこととして捉えてしまう。
そんなふうに物理的な要因が精神的にも大きな影響を与えてしまうことがあります。
私は今まで多くのキッチンで料理をする機会がありました。
例えばキッチンスタジオ、貸しスタジオ、ホテルなどプロ仕様の厨房、個人宅、公民館や市民センターなどでも調理をしました。
他にも水道も何もない屋外ので調理や給湯室のような狭いところで準備をしなければいけないこともありました。
そうやって数々のキッチンやキッチンと言えない場所で料理をしてきた経験でわかったことがあります。
料理をするには必要最低限、どんな人にとっても料理をしやすい環境というのがあると言うことです。
特に重要なことを3つお話しします。
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まず1つはスペースです。
でもそれは広いキッチンが必要ということではありません。
ですので、自分のキッチンは狭いからもうダメだとかそんなふうに思わないでください。
狭いキッチンはデメリットではありません。
ただ、狭い中でスペースを確保し、快適なキッチンにするにはコツやポイントがあります。
それを押さえて自分にとって使いやすいコンパクトなキッチンというのを実現していきます。
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2つ目は収納。
これも数が多ければいいというものでもありません。
もちろん少なすぎる収納はよくないですが、大切なのは的確な場所に的確な収納があるということ。
そして、この収納というのが案外クセもので、ある人にとって使いやすい収納があなたにとって使いやすいとは限らないのです。
これはものを分類したりしまったりするときの思考や行動のクセが関係してきます。
自分の特性にあっていないととても使いにくいことになってしまうんですね。
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そして3つ目は動線です。
スムーズな動きができれば楽に調理ができます。
無駄な動きもないので疲労も少なく、時間も大幅にカットできます。
料理が苦手になってしまう理由はキッチンの環境の悪さ以外にも、家族関係や家庭環境だったり、今までの食生活での経験やトラウマなど様々なケースがあります。
でも、キッチンの環境のような物理的なことが理由の場合は、比較的早く解決に向かうことができます。
ですのでぜひともキッチン環境の改善にトライしてほしいです!
私のように50代になると、今まで良かったものが今の自分にあわなくなってくることがあります。
自分の食欲や体調などにより、料理の回数や作るものも変わってきます。
また重要と感じるものも変わってきました。
重い扉や大きすぎるもの、本格的すぎる道具は使いにくいと感じることがあります。
最近snsでよく見かける豪華で全てが完璧に計算され尽くしたようなキッチンをみると、とても素敵なんですが、ちょっと自分には重すぎるような気がしてしまいます。
50代になった今はもっと軽やかにコンパクトに生きたいと感じています。
あなたはどうですか?あなたのキッチンは今のあなたにピッタリときていますか?
新築でもないのにキッチンの相談を人にお願いすべきことなのかとか、
そもそもリフォーム会社以外に自宅のキッチンの相談に気軽にのってくれるところなんてあるの?
と思うかもしれませんね。
そんな方にこそぜひ気軽にご相談いただきたいと思っています。
「キッチンの食器棚を買い替えたいんだけど、どんなものを選んでいいのかな」とか
「今あるキッチンを少しでも使いやすくしたいんだけどどうしたらいい?」
と言うような小さなことこそぜひご相談ください!
今あるものに自分を合わせるのではなく、自分に合わせて今一度環境を見直すことも
この先の人生においてとても良いことなのかなと思っています。
そのために、キッチンや料理に関して
「ちょっと相談できるところ」そんな気軽な窓口を目指しました。
キッチンを考えること、それは
「この先何を食べていくか?」
「これからどんな食卓を作っていくか?」
そして
「これから誰とどう生きていくか?」
ということを考えることだと思います。
食べることは誰にとっても死ぬまで続くことです。
食べるために必要な環境を整えることで、生きることが整う。
そんなふうに思っています。
私と一緒にあなただけのキッチン、考えてみませんか?
À TABLE 365
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