料理家・国際中医薬膳師
食卓を通して幸せな人生を手に入れることを目指す料理家
料理とキッチンのコンサルタント
東京都出身/現在は福岡県在住
夫と2人暮らし
20代で料理研究家のアシスタントを務める。
その後独立し、料理家として活動
(料理教室・料理撮影・テレビ雑誌等へのレシピ提供・商品開発・執筆など)
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こんにちはMIHOです。
あなたは今、どんな食生活を送っていますか?
私は料理家という職業柄もあり、食べるものや、おいしさへのこだわりはありました。
でも、一人暮らしが長かったせいか、食を取り巻く環境のことなどはそこまで考えていませんでした。
そして、結婚して夫と暮らすようになり、わかったことがたくさんあります。
食事は「おいしければそれだけでいい」というわけでは決してないということ。
「おいしい」という感覚は人それぞれです。
同じ人でも季節や体調、気分によっても日々「おいしい」の基準は変わります。
どんな部屋で
どんな椅子に座って
誰と一緒に
どんな気分で
何を食べる?
部屋の温度は?
暑い?寒い?
そのときテレビはついてる?
それとも音楽がかかっている?
今の体調は?
調子の悪いところはない?
会話はしている?
どんな気持ちでどんな会話?
こんな食を取り巻く環境や自分のコンディションの他にも
「あー、今日これ食べたかったんだ!」という気分もおいしさに大きく影響してきます。
そして、料理というのは私たちの体を作るだけでなく大切なコミュニケーションツールだと感じています。
料理には作った人の心がダイレクトに反映されます。
投げやりな気分で作ったものはやっぱりそんな味がします。
私自身、料理家でありながら、家で料理を作ることをやめてしまったこともあります。
何も作りたくない。本当は自分は料理が嫌いなんじゃないか?と思ったこともあります。
今は自分の気持ちを確かめながら、日々料理をしています。
それでも、「食べる」ことは続きます。
「食べる」というのは「生きる」ことです。
「生きる」ことを共にする人と楽しい食卓を囲む毎日と言うのは
私にとって何ごとにも代えがたい大切なものだと気づきました。
でも、この時間は永遠に続くものではありません。
一人でも多くの人に今、大切な人と囲む食卓の価値を感じてもらえたら嬉しいです。