楽になりたいけど、食べることは大切にしたい
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変わっていく体と気持ち
若い頃はとにかく体力が取り柄の私でしたが、40代を迎え少しずつ疲れやすくなったなと感じてきました。
でも「気のせいかな」とか「たまたま疲れが溜まっただけ」と思いこんでやり過ごしてきました。
それでも40代後半になった時には、これはもう完全に体調が悪くなってきたな、と自覚しました。
疲れやすさに始まり、まず腰痛がひどくなりました。
以前は腰痛とは無縁でしたが、毎日、毎日腰が痛い。
病院に行っても特に異常がなく、精神的なものと言われてしまいました。
そのうち治るかなと思っていましたが、一向に治る気配がないどころか日に日に悪くなっていきました。
一番ひどい時は数分も座っていられないほど。寝ても覚めても腰が痛い。常に腰の痛みが頭のどこかにありました。
それと不眠です。これもいつでもどこでもすぐ眠れるのが取り柄だった私ですが、夜布団に入ってもなかなか寝付けず、夜中に一度起きてしまったら、もうそこからは朝まで眠れません。どうにかして眠りたいと焦るほど眠れないので、スマホを見たり、本を読んだり、眠くなるまでベッドへは行かないなど色々試しました。眠れないというのがこんなにも辛いのだと初めて知りました。
今まで快適で大好きだったベッドが「眠れない場所」「緊張する場所」になってしまうのだけは避けなければと思っていました。
そして他にもめまいや手の痛み、視力の低下、胃腸の不調も出始めました。吐き気や消化不良、逆流性食道炎にも何度もなりました。
毎日調子が悪いのが普通。こんなふうに体調不良のデパート状態になってしまいました。
そして心の変化もありました。
まず今まで興味のあったことに興味が持てなくなりました。
情熱を注げるものも、好きなこともなくなりました。ちょうど東京から福岡に引っ越しをして、今まで続けていた趣味や習い事をやめてしまったこと、友人と簡単には会えなくなってしまったことも大きかったと思います。
さらに何をするにも面倒臭い。
何かを調べたりするのも、行動するのも。ちょっと考えないといけないことは「あーもう別にいいか。」という感じ。
とにかくすべて面倒臭いと感じてしまうようになりました。
なんでも面倒臭いで片付けるのはよくないと夫に言われるたびにそれすら面倒臭いと感じていました。
その後どうなったか
こんなふうに体も心も下り坂になってしまった私ですが、今はそれなりに元気になっています。
更年期真っ只中ですが、時間が解決しれくれることもありますし、薬に頼ることもあります。
腰痛とはまだ付き合っていますが、少しずつピラティスなどをはじめ、筋肉をつけるようにしています。
不眠については、眠れそうにない時、旅に出た時などは睡眠薬を飲んでいます。
「睡眠薬があれば眠れる」というのが心の支えになって、過度に緊張しないで済むので助かっています。
昔と比べ、悪くなることばかりと悲観せずに、今の自分を受け入れてうまく体調をコントロールしていく術を見つけている最中です。
何も考えずともいつでも元気だということは、本当に貴重なことだったと今となってはありがたく感じます。
やっぱり食事が大切
絶不調だった頃はろくな食事をしていませんでした。
吐き気がひどかった時は何も食べられなかったので、それこそ水もあまり飲んでいませんでした。
そして、気づいたことがあります。
それは食事の大切さです。何を今さら!という感じかもしれませんね。
結局、胃もたれなど臓器の不調というのは体を作るための栄養が足りていないということが大きな原因になっています。
栄養が足りなくて体が作られないから体の機能も発揮できない。
それを知ってからは特に意識的に栄養のことについて考えるようになりました。
中医学では宇宙や自然と人間は一体であるという考え方があります。季節や環境によって人の体も心も変化します。
そして、人の体の状態はそれぞれです。万人に良い食事というのはないんですね。
若い頃と今とではとるべき食事というのも当然違ってきます。
そして、病気になる前に予防するという考え方が基本となっています。
中医学をもとに考えられている薬膳も同じ。素晴らしい考え方!と思います。
夏の暑い時期には早く起きて活動し、きゅうりやトマトを食べ、体にこもった熱をとる。
冬になったらエビや生姜、根菜類などをとって体を温める。そして早めに寝て、長めに寝る。
案外、私たちが自然とやっていることだったりします。
女性の体は特に環境に影響されやすいので、薬膳の知識を使って体質や季節に合わせた食事を取り入れる工夫というのも大切だと思っています。
栄養とカロリーは違います。
現代の食事は脂肪や糖質をたっぷり含み、カロリー過多になりがちですが、その反面、栄養素は足りていないことも多いです。
私たちは「面倒なことはせず、栄養をしっかりとれる」そんな食習慣を作ることを目指したいです。体調が悪い時もできる、現実的で最低限これさえやっておけば安心!そんな基本のパターンがあると、料理の大変さもグッと減らせます。
そして、やはり食事は美味しくないとダメだと思います。どんなに体にいいからと言われても、好きじゃないものや美味しいと感じないものは続けられませんよね。食事は大きな楽しみでもありますから!
食べることは誰にとっても死ぬまで続くことです。
あなたにあった方法で、美味しく食べ続け、健康な体を保つ。そうすることで、精神的にも肉体的にも元気でいられるのではないかと思います。
ぜひ、あなたにあった食習慣のプランを考えてみませんか?
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À TABLE 365
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