持ち物を8割減らしたらどうなるのか?の実験 #1
50代、自分の暮らしや生き方を見直す実験
イライラの原因は?
ついに我が家にリビングボードが仲間入り。ものすごく、嬉しい…!これでこのイライラが解消されるかもしれない。
雑然としたリビングでいつもイライラ、モヤモヤしてました。夫のものがリビング中に侵食している。いや、リビングにとどまらず、玄関、洗面所…家中のあらゆる場所に、まるで縄張りを張っているかのように、あっちにもこっちにも。それをみて、いつもイライラ。「部屋が綺麗にならないのは夫のせいだ」とずっと思ってました。一人なら綺麗な部屋にできるのに…と。
なぜなら、一人暮らしをしていた私の部屋は誰が来ても「綺麗だね〜」と言ってくれるほどきちんと片付いていたから。
でも今思えば、なんてことはない私はモノを綺麗に整理整頓してきちんとしまうのが得意なだけだったのです。
「人のモノを見てイライラするのは、自分自身がそれをできていないからだ」というのをどこかで聞きました。そうか…そうなのかもな。
多すぎる「大切なモノ」
私は元々ファッションもインテリアも大好き。
そして料理家という職業柄、家中がたくさんの調理器具と食器、食材に溢れています。新しいもの、使いやすそうなもの、食べてみたいものに出会うと好奇心から手に入れずにはいられなかったのです。
それに加え、いろんな「趣味の道具」も持っています。ヨガグッズ、ジム、フラ、タヒチアンの衣装、ローラーブレードに登山用品…数えあげればキリがないほど。それらのモノたちを上手に収納して、「綺麗」をキープしていたのです。
ところが最近、いやもうずーっと前からモノを持ち過ぎていることが気になって仕方がなかったのです。長年かけて、ありとあらゆる片付けの本を読み、Youtubeを見て、自分を奮い立たせて片付けを試みてきました。50代にもなると「終活」も視野に入ってきます。終活がらみのものも読み漁りました。
少しずつはモノを減らしてきているので、一見するとそんなにモノが多くは見えないのですが(しまうのが上手いので笑)私が若い頃から理想とする「自分の大切なものはスーツケース1つに」というような暮らしとはほど遠いほど「大切なモノ」がありました。「大切と思い込んでいるモノ」と言った方がいいかもしれません。
「もう、全部いらなくない?」
ここ数年は住むところや仕事、人間関係など自分を取り巻く環境が変わりました。
更年期にもなり、病気をしたこともあって、色々なことが停滞していると自分でも感じていました。片付けも取り掛かっては結局綺麗にしまいなおすだけといった状態。
そんな私になんだか急にスイッチが入ったのです。「もう、全部いらなくない?」と。
そのきっかけが、「モノをほぼ無くしたことで、人生が好転した」と言うような話を読んだこと。この手の話は「ああ、よく聞くよね。」といった感じで何度も聞いたことはあったけど、なぜだか今回は急にスイッチが入りました。
今まで散々読み聞きしてきたことなのに、急に本気スイッチが入ったというのはやはり、今がそのタイミングなんだなと思っています。
そこでまず減らしたいものを大きく以下の5つに分類しました。
・服・台所・雑貨・書類・本
それぞれのモノの量を8割減らすことを目標に、本当に大切なものだけを残したらどうなるのか?の実験してみることにしました。
これはちょっとした片付けではなく多くの人が言うように「本当に人生が変わるのか?」の実験です。お付き合いいただけたら、嬉しいです。